沖縄にマイル特典で行くならANAとJALどちらがお得か徹底比較
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- マイルで沖縄へ!ANAとJALでは、どちらのマイルがお得?
- 沖縄にANAのマイル特典で行く方法
- 沖縄にJALのマイル特典で行く方法
- 沖縄にマイル特典で行くならどっちがお得?ANAとJALを比較
- 「いつ行くか?」「どこへ行くか?」が、お得の分かれ目
マイルで沖縄へ!ANAとJALでは、どちらのマイルがお得?
沖縄といえば、国内でもトップクラスの人気を誇る旅行先の1つ。
首都圏から沖縄方面へのフライトは人気が高く、想像以上に費用がかかることもあり、マイラーであれば、ぜひともマイルを使ってお得に沖縄旅行がしたいはず。
国内旅行でマイルを利用するのであれば、やはり、日本の2大航空会社・ANAとJALのマイレージプログラムが、もっとも使い勝手が良く、おすすめです。
そこで今回は、沖縄にマイル特典で行く場合の、ANAとJALの違いを比較。マイルの特典航空券を利用して沖縄に行くときに、ANAとJAL、どちらのマイルがお得かを徹底的に検証しています。
マイル特典を活用した沖縄旅行を目指している方は、是非最後までチェックしてみてください。
沖縄にANAのマイル特典で行く方法
ANAでは、1年間をL(ローシーズン)、R(レギュラーシーズン)、H(ハイシーズン)の3つに区切り、シーズンによって特典航空券の必要マイル数を定めています。
同じ沖縄路線でも、どの時期に利用するかで、必要なマイルは大きく異なります。
2019年の各シーズンは以下の通り。
ANAのシーズン日程・2019年 | 日程 | 合計日数 | 割合 |
---|---|---|---|
L(ローシーズン) | 1/6~2/28、4/1~4/25、12/1~12/20 | 99日間 | 27% |
R(レギュラーシーズン) | 3/1~3/14、5/7~7/31、8/26~11/30 | 197日間 | 54% |
H(ハイシーズン) | 1/1~1/5、3/15~3/31、4/26~5/6、8/1~8/25、12/21~12/31 | 68日間 | 19% |
H(ハイシーズン) | R(レギュラーシーズン) | L(ローシーズン) | |
---|---|---|---|
東京・静岡・名古屋-沖縄 |
2区間21,000 1区間10,500 |
2区間18,000 1区間9,500 |
2区間14,000 1区間7,000 |
東京・札幌・仙台・新潟・静岡・名古屋-沖縄-宮古・石垣 | 4区間23,000 | 4区間20,000 | 4区間17,000 |
東京近郊から沖縄までANAマイルの特典航空券を利用する場合、ローシーズンであれば、2区間(往復)で必要になるマイル数は一人あたり14,000マイルです。
ただし、マイルは特典航空券を利用する人数分、必要になります。夫婦2人なら28,000マイル、4人家族であれば56,000マイル必要です。特典航空券は、子どもや高齢者でも特に必要となるマイルが割引になることはありません。
マイルを効率よく貯めるのであれば、ANAがクレジットカード会社と提携し、発行するANAカードを利用するのがおすすめ。カード決済のたびにANAマイルに交換できるポイントが貯まるため、買い物の際の支払いをANAカードに統一すると良いでしょう。また、公共料金の支払い(電気・ガス・水道、固定電話や携帯電話など)をカード払いにするだけでも、毎月一定数のマイルを貯めることができます。
ANAとアメリカン・エキスプレスが提携し、発行するANAカード。入会や毎年のカード継続、フライト利用でボーナスマイルがもらえるほか、ショッピング利用でポイントが貯まり、ANAのマイルに交換できる。ポイント移行コースに登録するとポイントの有効期限がなくなるため、実質無期限でマイルを貯められる点が大きなメリット。その他、アメックスならではの手厚いカード補償(旅行傷害保険やショッピング・プロテクション)が付帯。またANAアメックスであれば、国内の主要な空港ラウンジを同伴者1名まで無料で利用することができる点も大きな魅力。
年会費 | 7,000円+消費税 |
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マイル移行に伴う手数料 |
ポイント移行コース年間6,000円+消費税(自動更新) ※ポイント有効期限なし |
カード利用 |
100円につき1ポイント ※1,000ポイント=1,000マイルに交換可能 |
ANAグループでのカード利用(航空券、ツアー、機内販売etc.) | ポイント1.5倍 |
Edy利用 | Edyマイルプラス対象店舗でEdyを利用すると、200円につき2マイル獲得(通常の利用ではマイル獲得対象外) |
ボーナスマイル |
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付帯保険 |
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その他のおもなサービス |
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沖縄にJALのマイル特典で行く方法
JALでは、1年のうちの約4ヶ月間、特典航空券の必要マイル数を割り引く「ディスカウントマイル」と呼ばれる期間限定キャンペーンを実施しています。
ディスカウントマイルの適用期間中に、JALのホームページから国内線特典航空券を申し込むと、通常よりも少ないマイル数で特典航空券を利用することが可能。さらに、JALが発行するクレジットカード「JALカード」を所有していると、「JALカード割引」を申し込むことができ、ディスカウントマイルよりさらに500マイルお得に特典をゲットすることができます(往復利用のみ対象)。
シーズン | 日程 | 合計日数 | 割合 |
---|---|---|---|
ディスカウントマイル |
2019年4月1日(月)~2019年5月31日(金) 2019年12月1日(日)~2020年2月29日(土) |
4ヶ月間 | 33% |
通常 | 上記以外 | 8ヶ月間 | 67% |
通常 | ディスカウントマイル | JALカード割引 | |
---|---|---|---|
東京・大阪・名古屋・福岡-沖縄 |
2区間15,000 1区間7,500 |
2区間12,000 1区間6,000 |
2区間11,500 |
沖縄-久米島・宮古・石垣・奄美大島・与論・北大東・南大東・沖永良部 |
2区間12,000 1区間6,000 |
2区間10,000 1区間5,000 |
2区間9,500 |
東京近郊から沖縄までJALマイルの特典航空券を利用する場合、通常期間であれば、2区間(往復)で一人あたり15,000マイル必要になります。それがディスカウントマイル期間かつ、JALカード会員の場合は、11,500マイルと大幅に減額されたマイルで特典航空券をゲットできるのです。
JALもANAと同様、特典航空券は1人分ずつの利用になるため、夫婦なら2人分、4人家族であれば4人分のマイルが必要です。子どもや高齢者のマイル割引はありません。
ただし、JALの場合、同行者がJALカード会員でなくても、JALカード割引が適用される点はANAとの大きな違いと言えるでしょう(会員の配偶者、会員の二親等以内の親族の方、義兄弟姉妹の配偶者が対象)。
JALのマイルを効率よく貯めようと思うのであれば、ANAと同じく、航空会社の提携カード(JALカード)の利用が不可欠です。JALの場合は、マイル利用時にも「JALカード割引」などの特典を利用できるため、カードを利用するメリットがさらに大きいと言えるでしょう。ANAと同様、普段のショッピングや家計の固定費をJALのカードに集約することで、効率よくマイルを貯めていく方法がおすすめです。
JALとJR東日本が提携、発行するJALカード。入会や毎年の初回搭乗、フライト利用でボーナスマイルがもらえるほか、ショッピング利用でもマイルが貯まる。ショッピングマイル・プレミアムに登録すると、ショピング利用時のマイル積算率が2倍にアップ。さらに、Suicaへのチャージや定期券etc.の支払いでJREポイントが貯まり、マイルに交換可能。数あるJALカードの中でも、マイルの貯まりやすさに定評があり、特にJR東日本エリアでJALマイルを貯めている場合は必携の1枚。
年会費 | 2,000円(初年度無料)+消費税 |
---|---|
カード利用 | 200円につき1マイル |
ショッピングマイル・プレミアム | ショッピングマイル・プレミアム年3,000円+消費税に入会すると100円につき1マイル |
ボーナスマイル |
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付帯保険 |
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その他のおもなサービス |
Suicaへのチャージ、定期券・切符の支払いで貯まったポイント(JREポイント)をマイルに移行できる。 ※1,500ポイント=500マイル(ショッピングマイル・プレミアム登録時は1,500ポイント=1,000マイル) |
沖縄にマイル特典で行くならどっちがお得?ANAとJALを比較
それでは、マイルで沖縄に行く場合、ANAとJALのどちらがよりお得なのでしょうか。
特典航空券の必要マイル数を比較すると、ローシーズンで往復14,000マイルが必要なANAに対して、JALのほうは、ディスカウントマイル期間にJALカード割引が適用されると往復11,500マイルになり、大きな差があります。それ以外の通常シーズンも、JALでは往復15,000マイルあれば、沖縄行きの特典航空券に交換できることから、ANAのレギュラーシーズンやハイシーズンと比較すると、JALのほうが有利と言えるでしょう。
ただし、沖縄本島から、さらに離島まで移動する場合は、やや注意が必要です。
ANAの場合は、特典航空券エリアに沖縄の離島航路が一部含まれており、東京から離島まで最小17,000マイルで行くことができます(ただし宮古島・石垣島の2島に限定)。
その一方でJALは、沖縄-離島間の特典航空券を別途、申請する必要があり、マイルも別計算となります。たとえば、東京-沖縄-石垣島の旅程の場合、ANAは17,000マイルから23,000マイルで交換できるのに対し、JALでは21,000マイルから27,000マイルが必要になるため、離島に行く場合はANAのほうが4,000マイル分、有利になるのです。
H(ハイシーズン) | R(レギュラーシーズン) | L(ローシーズン) | |
---|---|---|---|
東京・静岡・名古屋-沖縄 |
2区間21,000 1区間10,500 |
2区間18,000 1区間9,500 |
2区間14,000 1区間7,000 |
東京・札幌・仙台・新潟・静岡・名古屋-沖縄-宮古・石垣 | 4区間23,000 | 4区間20,000 | 4区間17,000 |
通常 | ディスカウントマイル | JALカード割引 | |
---|---|---|---|
東京・大阪・名古屋・福岡-沖縄 ※離島航路は下記 |
2区間15,000 1区間7,500 |
2区間12,000 1区間6,000 |
2区間11,500 |
沖縄-久米島・宮古・石垣・奄美大島・与論・北大東・南大東・沖永良部 |
2区間12,000 1区間6,000 |
2区間10,000 1区間5,000 |
2区間9,500 |
次にマイルの割引期間も比較してみましょう。
ANAのローシーズンは、年間99日間前後で、全体の約27%。JALのディスカウントマイル期間は2ヶ月間が年2回分で合計4ヶ月間となり、全体の33%程度です(JALカード割引の適用期間はディスカウントマイルの期間に準ずる)。
割引期間を比較すると、特典航空券の必要マイル数がもっとも少なくなる期間は、JALのほうがやや長いと言うことができるでしょう。
シーズン | 日程 | 合計日数 | 割合 |
---|---|---|---|
L(ローシーズン) | 1/6~2/28、4/1~4/25、12/1~12/20 | 99日間 | 27% |
R(レギュラーシーズン) | 3/1~3/14、5/7~7/31、8/26~11/30 | 197日間 | 54% |
H(ハイシーズン) | 1/1~1/5、3/15~3/31、4/26~5/6、8/1~8/25、12/21~12/31 | 68日間 | 19% |
シーズン | 日程 | 合計日数 | 割合 |
---|---|---|---|
ディスカウントマイル |
2019年4月1日(月)~2019年5月31日(金) 2019年12月1日(日)~2020年2月29日(土) |
4ヶ月間 | 33% |
通常 | 上記以外 | 8ヶ月間 | 67% |
ANAの沖縄への特典航空券の特徴
- レギュラーシーズン、ハイシーズンのマイル利用は割高
- 離島(宮古島・石垣島)を含む路線の必要マイル数は割安になる
- ローシーズンの適用期間が少ない
JALの沖縄への特典航空券の特徴
- 通常シーズンでも沖縄への必要マイル数が大きく増えない
- 離島へ行く場合は必要マイル数が割高になる
- ディスカウントマイル&カード割引の適用期間が長い
「いつ行くか?」「どこへ行くか?」が、お得の分かれ目。ANAとJALの違いを知って沖縄旅行に合ったマイルを貯めよう!
気軽に行けるリゾート地として、国内の旅行先の中でも特に人気が高い沖縄。 マイルを貯めて行くことができれば、旅行費用を大幅に節約でき、浮いたお金を食事やアクティビティに使うことで、ワンランク上の沖縄旅行を楽しむことができるでしょう。
ここまで見てきた通り、ANAとJALは、マイルが割引される時期や、マイルのコストパフォーマンスが高まるエリア(航路)に大きな違いがあります。
今回ご紹介した特典航空券の情報も参考に、ANAとJAL、どちらのマイルがご自身に合っているかを検討してみてはいかがでしょう。
そして効率よくマイルを貯め、マイルをフル活用した沖縄旅行を楽しみましょう!