JALカードプラチナを比較!タイプ別で考えるおすすめの1枚
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- JALカードの最上位カード!JALカードプラチナとは?
- JALカードプラチナを「空港ラウンジ」で比較!
- JALカードプラチナを「付帯保険」で比較!
- JALカードプラチナを「日常使いのサービス」で比較!
- 海外旅行保険と日常使いでは「JCB」、旅行時のサービスでは「アメックス」が有利
JALカードの最上位カード!JALカードプラチナとは?
JALカードプラチナは、「三菱UFJニコス」※ と「JCB」がそれぞれJALと提携して発行するマイルカードです。
いずれも、最もステータスの高い「プラチナカード」と呼ばれるクレジットカードであり、JALのマイルが貯まるクレジットカードの中でも最高ランクのマイル還元率と付帯サービスを誇っています。
- JAL アメリカン・エキスプレス®・カード プラチナは、三菱UFJニコスが「アメリカン・エキスプレス®」の商標で発行しているJALカードです。
まずはJALカードプラチナの「アメックス」と「JCB」の共通サービスを押さえよう
JALカードプラチナには、「アメックス」と「JCB」の2種類のブランドがありますが、年会費やマイル還元率といった基本データは、両者ともに変わりません。
JALカードプラチナの最大の特徴は、JAL航空券などを購入する際の圧倒的なマイル還元率です。
ショッピングでもらえるマイルが2倍になる「ショッピングマイル・プレミアム」が無料で付帯しているほか、JALグループの航空券や機内販売などを購入すると、さらに「アドオンマイル」が100円につき2マイル付与され、マイル還元率は最大で4%にもなります。
JALの上位カードの中でも、特にフライト利用が多いときに活躍するカードと言えるでしょう。
JALカードプラチナの共通サービス | |
---|---|
年会費 | 本会員31,000円(税別)、家族会員15,500円(税別) |
フライトボーナスマイル | 入会後初搭乗5,000マイル、毎年初回搭乗2,000マイル、搭乗ごと+25% |
ショッピングマイル | 100円=1マイル(ショッピングマイル・プレミアムが無料付帯※通常、年会費3,000円・税別) |
アドオンマイル | 100円=2マイル(JALグループ国内線・国際線航空券の購入時は、ショッピングマイル・プレミアム特典100円=2マイルもプラスされ、100円=4マイルとなる) |
コンシェルジュサービス | アメックスは三菱UFJニコスの「プラチナ・コンシェルジュサービス」※MUFGカードプラチナと同様、JCBは「プラチナ・コンシェルジュデスク」※JCB THE CLASSと同様 |
優先チェックイン | ビジネスクラス・チェックインカウンターを利用可能(特典航空券も対象) |
各種割引 | 機内販売・空港内店舗・免税店・ツアーなどが最大10%OFF |
JALカードプラチナは申し込みが可能!
一般のプラチナカードの中には、カード会社からのインビテーション(招待)が届いて初めて申し込みが可能となるカードも少なくありません。
しかし、JALカードプラチナは、アメックスもJCBも「申込制」となっており、ほしいと思ったときに誰でも申し込むことができます。
カード会社の審査はあるものの、一般的なプラチナカードと比較すると、入手しやすい点がメリット。
また、年会費もプラチナカードとしては低い部類に入るため、コストパフォーマンスの良いプラチナカードと言うことができます。
JALカードプラチナの「アメックス」と「JCB」ではどちらがおすすめ?
基本的なサービスは類似しているJALカードプラチナのアメックスとJCBですが、発行元のカード会社によって、サービスが異なる点もいくつかあります。
そこで今回は、年会費やマイル還元率以外の部分で2種類のJALカードプラチナを比較。
重点を置きたいポイントごとに、おすすめのJALカードプラチナをピックアップしました。
JALカードプラチナを「空港ラウンジ」で比較!
フライト、特に国際線をよく利用する方であれば、搭乗前や乗り継ぎの待機時間を快適に過ごせる空港ラウンジは、ぜひとも活用したいサービスです。
JALカードプラチナには、世界143か国・1200か所の空港ラウンジを回数無制限で利用できる「プライオリティ・パス」のプレステージ会員資格(通常、年会費429米ドル)が無料で付帯します。
さらに、「三菱UFJニコス」と「JCB」、それぞれのカード会社の空港ラウンジも利用可能。
特に、プライオリティ・パスで利用できる空港ラウンジは、搭乗手続きを済ませたあとの搭乗口側(エアサイド)にあることが多く、搭乗時間の間際までくつろぐことができます。
一方、カード会社の空港ラウンジは、出発ロビー側(ランドサイド)に多いので、搭乗手続きのために早めにラウンジを出なければならないことも少なくありません。プライオリティ・パスがあると、乗り継ぎなどの時間を、より効率よく過ごすことができるでしょう。
JALカードプラチナ「アメックス」では、家族会員もプライオリティ・パスを申し込める!
プライオリティ・パスを取得するには、クレジットカードが手元に到着したあと、別途、カード会社にパスの発行を申請する必要があります。
JALカードプラチナ・アメックスでは、本会員と家族会員はそれぞれにプライオリティ・パスを申請し取得することが可能。MUFGカード(三菱UFJニコス)のWEBサイトで申し込むことで、いずれも無料でパスが発行されます。
プライオリティ・パスは、原則的に1つの会員名義で1名しか利用することができず、同伴者は有料となるため、夫婦等で旅行する機会が多い場合は、各自がプライオリティ・パスを持てるのは非常に使い勝手が良いといえるでしょう。
一方、JALカードプラチナ・JCBの場合は、プライオリティ・パスは本会員のみ申し込み可能です。
カード名 | プライオリティ・パス |
---|---|
JAL アメリカン・エキスプレス®・カード プラチナ | 本会員+家族会員とも申し込み可(無料) |
JAL・JCBカード プラチナ | 本会員のみ(無料) |
JALと三菱UFJニコスが提携し、発行するJALカード。旅行・エンターテインメントのサービスに強く、海外渡航時は、出発時・帰国時ともに手荷物を1個まで無料で宅配できるサービスを提供。カード付帯保険は、一部が利用付帯となるものの、補償の範囲は幅広く、カードを所持していない家族までカバーする。国内・海外の一流ホテルやダイニング・スパ等でプラチナ会員独自のサービスを受けられる「スーペリア・エキスペリエンス」を提供。
カード会社の空港ラウンジを比較
JALカードプラチナでは、プライオリティ・パスのほかに、クレジットカード会社の専用ラウンジを利用することもできます。
アメックスブランドでは「三菱UFJニコス」、JCBブランドの場合は「JCB」が提供している空港ラウンジが対象となり、本会員・家族会員ともに利用可能。また、会員1名につき同伴者1名まで無料となります。
カード会社の空港ラウンジは、ほぼ共通(日本の国内空港、およびハワイのホノルル空港)ですが、JALカードプラチナ・JCBでは、京都の駅ビル内にある「JCB Lounge 京都」を、同伴者1名まで利用することができます。空港ラウンジとは異なるものの、フリードリンクや手荷物預かりなどのサービスを受けられるため、京都を訪れる機会がある場合は便利でしょう。
JALがJCBと提携し発行するJALカード。海外旅行保険では治療費用や救援者費用が1,000万円まで、損害賠償が1億円までカバーされる。また、航空機の遅延による損害も海外・国内を問わず補償される等、手厚い付帯保険が特徴。電子マネーの「WAON」や「QUICPay」との連携でマイルを貯めることもできるため、旅行・出張中だけではなく普段遣いでもマイルを貯めやすい。
JALカードプラチナを「付帯保険」で比較!
ステイタスの高いクレジットカードを比較する場合に、ポイントの1つとなるのが、旅行傷害保険などの付帯保険や旅行関連サービスです。
JALカードプラチナのアメックス、JCBとも、最高1億円の旅行傷害保険や賠償責任保険が付帯しますが、細かな補償内容は異なります。
JALカードプラチナの海外旅行傷害保険&国際線サービス ※()内は家族特約対象者
担保項目 | JAL アメリカン・エキスプレス®・カード プラチナ | JAL・JCBカード プラチナ |
---|---|---|
傷害死亡 | 最高1億円 ※自動付帯5,000万円、利用付帯5,000万円の合計(最高1,000万円) |
1億円 (1,000万円) |
傷害後遺障害 | 最高1億円 ※自動付帯5,000万円、利用付帯5,000万円の合計(最高1,000万円) |
最高1億円 (最高1,000万円) |
治療費用(障害・疾病) | 200万円 (200万円) |
1,000万円 (200万円) |
賠償責任 | 3,000万円 (3,000万円) |
1億円 (2,000万円) |
携行品損害 | 1旅行につき50万円限度 / 年間累計100万円限度 ※免責3,000円 (同上) |
1旅行につき100万円限度 / 年間累計100万円限度 ※免責3,000円 (1旅行につき50万円限度) |
救援者費用 | 200万円 (200万円) |
1,000万円 (200万円) |
日本語による24 時間救急サービス | あり (対象外) |
あり (あり※一部利用不可) |
国際線手荷物宅配サービス | 出発時・帰国時とも1個まで無料 ※対象:成田空港・羽田空港国際線ターミナル・中部国際空港・関西国際空港 |
一人あたり1個500円(税込) ※2個目以降は15%割引 ※対象:成田空港・羽田空港国際線ターミナル・中部国際空港・関西国際空港 |
JALカードプラチナの国内旅行傷害保険 ※()内は家族特約対象者
担保項目 | JAL アメリカン・エキスプレス®・カード プラチナ | JAL・JCBカード プラチナ |
---|---|---|
傷害死亡 | 5,000万円 (1,000万円) |
1億円 ( ― ) |
傷害後遺障害 | 150万~5,000万円 (30万~1,000万円) |
最高1億円 ( ― ) |
傷害入院日額 ※最高180日 |
1日につき10,000円 (同上) |
1日につき10,000円 |
手術 /1回 | 手術の種類に応じて 10,000円×10倍・20倍・40倍 (同上) |
手術の種類に応じて 10,000円×10倍・20倍・40倍 ( ― ) |
傷害通院日額 ※最高90日 |
1日につき3,000円 (同上) |
1日につき2,000円 |
JALカードプラチナのその他の付帯保険
担保項目 | JAL アメリカン・エキスプレス®・カード プラチナ | JAL・JCBカード プラチナ |
---|---|---|
航空機遅延保険(海外・国内) | ― | 乗継遅延:2万円限度 出航遅延:2万円限度 寄託手荷物遅延:2万円限度 寄託手荷物紛失:4万円限度 |
海外航空便遅延お見舞金制度 | 海外旅行中の国際線の出発遅延、欠航、海外でのパスポート紛失などに対しお見舞金 ※自動付帯 | |
ショッピング保険 | 年間300万円まで ※免責3千円 | 年間最高500万円まで ※免責3千円 |
ゴルファー保険(国内・海外) | 賠償責任保険:最高1億円 ※自動付帯 傷害保険:最高300万円 ※自動付帯 |
海外旅行の保険に関しては、JALカードプラチナ・JCBのほうが、治療費用や救援者費用・賠償責任などの補償が手厚く、航空機の遅延や手荷物の遅延・紛失に関する補償もあり、有利と言えます。
特に、健康保険が適用されない海外での病気・ケガの治療費用は高額になりやすいため、1,000万円の補償枠は安心度が高いでしょう。
一方、JALカードプラチナ・アメックスは、国内旅行における「家族特約対象者」の補償が充実しています。家族特約対象者とは、本会員や家族会員とは異なる本会員の家族を指します。
「家族」の対象範囲も、カードブランドごとに異なり、アメックスの場合は、「本会員の家族で、カードを持っていない配偶者・生計を共にする収入のない同居の両親(義親含む)・生計を共にする収入のない未婚の子」と、かなり広範囲。
ちなみに、JCBの家族特約対象者は「会員と生計を共にする家族で、カードを持っていない19歳未満の子」となっています。
家族で旅行する機会が多い場合は、これらの補償範囲の違いについても知っておくと役立つでしょう。
また、アメックスでは国際線を利用する際の手荷物を出国・帰国時とも1個まで無料で宅配してもらうことができ、こちらも魅力あるサービスと言えます。
JALカードプラチナを「日常使いのサービス」で比較!
プラチナカードの多くは、旅行時だけではなく、日常使いでも役立つサービスを提供しています。
アメックスとJCBのプラチナ限定特典は?
JALカードプラチナのサービスとしてチェックしておきたいのは、高級レストランのコース料理を2名以上で予約すると、会計時に1名分の料金が無料になるサービスです。アメックスとJCBでは提供するサービス名は異なりますが、いずれにも同様の特典が付帯しています。
また、旅行時のホテルなどで特別料金やプラスアルファの特典を受けられる点もJALカードプラチナのメリットです。アメックスは国内・海外の両方、JCBは国内のホテル・旅館に強みを持っています。
JAL アメリカン・エキスプレス®・カード プラチナ | |
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プラチナ・グルメセレクション | 厳選したレストランの所定コースメニューを2名以上で利用した場合に、1名分の料金が無料 |
スーペリア・エキスペリエンス | 国内・海外の一流ホテル、厳選された上質なダイニングやスパなどで、プラチナ会員のみの優待を提供。【例】ホテル:特別優待料金・アーリーチェックイン/レイトチェックアウト、ダイニング:特別ディナー・ウェルカムドリンクなど |
JAL・JCBカード プラチナ | |
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グルメ・ベネフィット | 日本国内の厳選した高級レストランのコースメニューを2名以上で予約すると、1名分の料金が無料 |
JCBプレミアムステイプラン | 日本全国の人気の高いホテルと旅館を厳選。ホテルでは「スペシャルプライスプラン」を設定。 |
ドクターダイレクト24(国内) | 健康・医療・介護・育児などに関する相談や医療機関の案内を、医師・看護師などの専門スタッフが電話で対応 |
JALカードプラチナ・JCBは、「WAON」「Apple Pay」でもマイルが貯まる
JALカードプラチナ・JCBでは、WAONへのオートチャージと、WAONでの支払い、さらにApple Pay(QUICPay)の決済でもJALのマイルを獲得することができます。
WAONでマイルを貯める場合は、「JMB WAONカード」もしくは「モバイルJMB WAON」を用意し、JALカードプラチナとともにWAON公式ホームページで利用登録をすることで「JMB WAONクレジットチャージ」を利用できるようになります。
クレジットチャージで貯まるマイルは、JALカードプラチナのショッピングマイル・プレミアムの特典が適用されて100円=1マイル。
また、ショッピング代金をWAONで支払った場合にも200円=1マイルを貯めることができます。
Apple Payでマイルを貯める場合は、iPhoneに「MyJCBアプリ」をインストールし、JALカードプラチナを設定します。
iPhoneを利用していない場合は、QUICPayのカード型やモバイル型、コイン型などを、JALカードプラチナの申し込み時に申し込むと良いでしょう(カード発行後も申請可能)。
Apple Payは全国の「QUICPay」マークの店舗で利用でき、決済額はショッピングマイル・プレミアムの対象となるため、100円=1マイルを貯めることができます。
JALカードプラチナの電子マネー対応状況
電子マネー | JAL アメリカン・エキスプレス®・カード プラチナ | JAL・JCBカード プラチナ |
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WAON | ― |
チャージ:100円=1マイル 支払い:200円=1マイル (ショッピングマイル・プレミアム対象) |
Apple Pay (QUICPay) |
― |
支払い=100円=1マイル (ショッピングマイル・プレミアム対象) |
nanaco | ― | チャージOK ※ポイント不可 |
モバイルSuica | チャージOK ※ポイント不可 | チャージOK ※ポイント不可 |
SMART ICOCA | チャージOK ※ポイント不可 | チャージOK ※ポイント不可 |
楽天Edy | チャージOK ※ポイント不可 | チャージOK ※ポイント不可 |
海外旅行保険と日常使いでは「JCB」、旅行時のサービスでは「アメックス」が有利
JALカードの最高峰とも言える「JALカードプラチナ」。
海外旅行や出張でJALを頻繁にする方であれば、マイル還元率・空港ラウンジ・付帯保険など多くの面で、絶大なメリットを受けることができます。
「アメックス」と「JCB」という2つのカードブランドがあるため、どちらにしようか迷っているJALマイラーの方も多いでしょう。
傾向としては、「JCB」は海外旅行保険や、電子マネーなどの日常使いでのメリットが多く、「アメックス」は手荷物宅配や海外ホテル・レストラン等での利用で強みを発揮する、と言うことができます。
本特集も参考に、2つのJALカードプラチナの特徴を押さえながら、自分にあったJALカードを選びましょう!