JAL、ANA比較 マイルを貯めるならどっちがいい?
マイレージ比較ニュース
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日本の航空会社の2トップであるJALとANA。マイルを貯めようと思った時に、どちらの航空会社にしようか迷う方は多いでしょう。
ともに日系航空会社であるJALとANAは、マイルの積算率やマイルカードの年会費など、サービスが似通っている部分も多くありますが、マイルの貯めやすさ・使いやすさ、国内の提携サービス等で異なる点も少なくありません。
これからマイルを貯めようと考えている方は、JALとANA、それぞれの違いを知って自分に合ったマイレージプログラムを選びましょう。
マイルの貯めやすさはANA
継続ボーナスに条件がないANA
本腰を入れてマイルを貯める場合には、「JALカード」「ANAカード」が欠かせません。クレジット機能が付帯したこれらのマイルカードは、ショッピングや公共料金のカード払いでマイルが貯まるほか、毎年のカード継続時やフライト利用の際にもボーナスマイルが付与されます。
ただし、毎年の継続ボーナスは、ANAが年会費を支払うだけで自動的に付与されるのに対し、JALはJAL系列便のフライトを利用する必要があります(マイルが加算される便に限る)。
帰省や出張等で定期的にフライトを利用する場合は問題ありませんが、そうでない場合にはボーナス付与に条件のないANAのほうが有利でしょう。
年間のカード利用額に応じてボーナスポイント。マイルが無期限になる場合も
また、ANAカードは、カードを利用することでクレジットカード会社のポイントが貯まり、貯めたポイントを必要に応じてマイルに交換するしくみです。「ANA JCBカード」であればOki Dokiポイント、「ANAアメリカン・エキスプレス・カード」であればメンバーシップ・リワードのポイント、というように貯まるポイントの種類はカード会社によって異なります。
たとえば、JCBの場合、年間のカード利用額に応じて翌年10~25%のポイントアップが受けることができ(※)、アメリカン・エキスプレスでは、カードのポイントに有効期限がないため、ポイントをマイルに交換しなければ実質無期限でマイルを貯めることができます。
- ただし、ボーナスポイントのマイル交換レートは1ポイント=3マイルとなる(通常1ポイント5~10マイル)
マイルの使いやすさならJAL
JALはマイル移行手数料なし
クレジットカード会社のポイントが貯まるANAカードと異なり、JALカードでは、カード利用に応じて直接マイルが貯まります。そのため、ANAカードでは必要になるマイル移行手数料(年3,000~6,000円)が不要。できるだけコストをかけずにマイルを貯めたい人はJALがおすすめと言えるでしょう。
特典航空券が割引になるディスカウントマイル&JALカード割引
また、JALが定期的に実施しているディスカウントマイルも要チェックです。JALでは一定の時期になると通常よりも少ないマイルで特典航空券に引き換えられるキャンペーンを実施。国内線は2,000~3,000マイル割引、国際線は最大10,000マイル割引というお得なマイル数で特典旅行を楽しめます。
なお、JALカード会員限定の「JALカード割引」も実施しており、JALカードを持っていればディスカウントマイルよりもさらに1,000マイル少ないマイル数で国内線・国際線の特典航空券を利用することができます。
一見、大きな差がないように見えるJALとANAですが、このように、マイルの貯めやすさ・使いやすさの面だけでもかなりの違いがあります。また、JALとANAでは国内の提携企業も異なり、JALはsuicaなどの交通系電子マネーやJTBなど旅行関連企業との提携が厚く、ANAはEdyなどの物流系電子マネーやTポイント・イトーヨーカドー・高島屋など小売関連企業との提携が厚いという特徴もあります。
JALとANA、それぞれのサービスの違いや、提携企業、最寄りの空港に就航している便数などを考慮したうえで、自分に合った航空会社を選びましょう。
参考資料