JALとANAの特典航空券を比較。取りやすいのはどっち?

DeNAトラベル

JALとANAの特典航空券、取りやすいのはどっち?

マイレージ比較ニュース

最終更新日|

キャッチ画像

メインで利用する航空会社を選ぶ際、重要な基準の1つになるのが特典航空券の取りやすさです。(ちなみに筆者がマイレージを貯めようと思った理由も、特典航空券で無料旅行ができると知り、自分もチャレンジしたいと思ったからでした。)

特典航空券を獲得するためには航空会社の会員制度に登録する必要があります。JALはJALマイレージバンク、ANAマイレージクラブという会員制度があり、同じように見えて、実は少しずつサービス内容が異なります。

筆者にJALマイレージバンク、ANAマイレージクラブ共に会員登録しており、それぞれ特典航空券ゲットした経験がありますが、改めてANAとJALのどちらの特典航空券が取りやすいかと言われると、簡単に結論を出せそうにありません。

そこで今回のマイレージ比較のニュースは、DIMEが2019年8月7日に公表した統計データを踏まえ、JALとANAの特典航空券の取りやすさを考えてみます

ユーザー評価では6年連続でJALがANAの評価を上回る

それでは早速DIMEが2019年8月7日に公表した統計データの結果をご紹介していきます。ちなみにDIMEは、毎年同様の調査を実施しており、本データによると、特典航空券の取りやすさでは、6年連続でJALがANAを上回っています

2つの航空会社の評価に大きな差がついている訳ではありませんが、6年連続となると、偶然とは言えません。現時点ではJALのほうがANAより特典航空券が取りやすいことに、疑う余地はないでしょう。

特典航空券を取りやすいと思う割合(2019年)※DIME調べ

  • JALの特典航空券を取りやすいと思う:63.8%
  • ANAの特典航空券を取りやすいと思う:58.6%

ちなみに特典航空券の取りやすさに関連する項目として、「予約可能枠の多さ」「希望日時での取りやすさ」「交換可能路線の充実具合」「キャンペーンのお得さ」の4つの満足度について調査を行った結果、希望日時での取りやすさと交換路線の充実具合では全く差がついていません。

つまりJALとANAの差は、予約可能枠の多さとキャンペーンのお得さに要因があると考えられます。

特典航空券の取りやすさ関連の満足度(2019年)※DIME調べ(一部抜粋)

予約可能枠の多さに対する満足度

  • JALの特典航空券の予約可能枠の多さに対する満足度:51.8%
  • ANAの特典航空券の予約可能枠の多さに対する満足度:49.0%

キャンペーンに関する満足度

  • JALの特典航空券のキャンペーンに関する満足度:58.5%
  • ANAの特典航空券のキャンペーンに関する満足度:51.0%

特典航空券の最低交換マイルもJALが有利

筆者も特典航空券の交換でJALのほうが優れていると思う点が1つあります。それはJALとANAが提供する最も少ないマイルで交換できるサービス「どこかにマイル」と「今週のトクたびマイル」の使い勝手です。

JALの特典航空券に交換する際、最も少ないマイルで交換できるのは、行先お任せでJALがランダムに指定した往復航空券に交換できる「どこかにマイル」で、必要なマイル数は6,000マイル

ANAの特典航空券に交換する際、最も少ないマイルで交換できるのは、ANAが指定する路線にディスカウントされたマイルで交換できる「今週のトクたびマイル」で、必要なマイル数は片道3,000マイルから。

筆者は両サービスとも利用したことがありますが、JALは予約の際、わくわく感があるだけではなく、何度も予約にチャレンジすることで、時期によっては沖縄便や北海道便なども6,000マイルで交換することができますが、ANAは対象路線の発表から予約までの期間が1週間しかなく、路線の選択肢が少ないため、結果的に使いづらいサービスになってしまっています。

ANAはJALのどこかにマイルに対抗するため、2019年限定で本サービスをリリースしていますが、この仕組みではJALを上回るのは難しそうです。

まとめ
2019年8月の時点ではJALに軍配。ただしANAにも逆転の余地あり

2019年8月の時点ではJALに軍配。ただしANAにも逆転の余地あり

2019年8月時点で特典航空券の取りやすさを評価すると、JALに軍配が上がりそうです。

JALは「どこかにマイル」はじめ、他社に先駆けて新たなサービスをリリースしており、サービス改善に積極的な点もユーザーから評価されている理由の一つでしょう。

ただしANAもJALにそれほど大きな差をつけられている訳ではありません。何か1つ、優れたサービスが産まれればANAがJALを逆転する可能性も十分あります。

特典航空券の取りやすさを基準に航空会社を選びたいと考えている方は、定期的JALとANAが提供するサービスや利用者の満足度をチェックし、2つのサービスを上手く使い分けていくのも選択肢の1つでしょう。

JALカード

本サイトにはプロモーションが含まれます。