今週のトクたびマイルを使ってみた。JALのどこかにマイルとどっちがおすすめ?
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目的地がわからないマイル旅行と言えばJALのどこかにマイルが有名ですが、そのJALのどこかにマイルに対応するサービスとして、ANAが開始したのが今週のトクたびマイルです。
筆者はANAをメインに利用(※JALも使ってます)しており、旅行好きということもあり、このサービスには大きな期待をしていました。そしてサービスリリースと同時に、実際に今週のトクたびマイルを使い、旅行してみたので、このサービスの使い勝手について、本音でレビューしたいと思います。
メリットだけではなく、デメリットやJALのどこかにマイルとの違いと、どちらがおすすめかについても解説しているので、是非最後までチェックしてみてください。
- 今週のトクたびマイルのメリット その1:目的地を自由に選べる
- 今週のトクたびマイルのメリット その2:特典交換の際、必要になるマイルが大幅に少ない
- 今週のトクたびマイルのメリット その3:家族の利用にも対応している
- 今週のトクたびマイルのデメリット その1:スケジュールの幅が狭い
- 今週のトクたびマイルのデメリット その2:予約できる席の質が悪い
- まとめ:JALのどこかにマイルとどっちがおすすめ?
今週のトクたびマイルのメリット その1
目的地を自由に選べる
今週のトクたびマイルの最大のメリットは、JALのどこかにマイルが目的地をランダムに表示するのに際して、今週のトクたびマイルなら目的地を自由に選べるところでしょう。
ちなみに利用できる路線は毎週変わります。利用したい方は、自分が行き場所の路線が対象となっているかどうかをチェックしましょう。
2019年7月3日から9日までに予約できる今週のトクたびマイルの路線一覧
片道3,000マイル
- 札幌(千歳)⇔ 青森
- 仙台 ⇔ 小松
- 東京(羽田)⇔ 庄内
- 東京(羽田)⇔ 富山
- 東京(羽田)⇔ 八丈島
- 東京(羽田)⇔ 大阪(神戸)
- 東京(羽田)⇔ 大阪(関西)
- 長崎 ⇔ 五島福江
片道4,500マイル
- 大阪(伊丹)⇔ 青森
- 名古屋(中部)⇔ 秋田
- 大阪(伊丹)⇔ 仙台
- 大阪(伊丹)⇔ 仙台
- 大阪(伊丹)⇔ 福島
- 東京(羽田)⇔ 稚内
- 札幌(千歳)⇔ 福岡
- 東京(羽田)⇔ 米子
- 東京(羽田)⇔ 高松
- 東京(羽田)⇔ 萩・石見
- 福岡 ⇔ 小松
- 福岡 ⇔ 宮古
- 名古屋(中部)⇔ 鹿児島
- 高松 ⇔ 沖縄(那覇)
- 鹿児島 ⇔ 沖縄(那覇)
今週のトクたびマイルのメリット その2
特典交換の際、必要になるマイルが大幅に少ない
今週のトクたびマイルの対象路線は、特典交換の際、必要になるマイルが大幅に減額されています。例えば筆者は、5月15日に「東京 - 福岡」路線を利用したのですが、通常ならこの期間の特典交換にかかるマイル数は片道7,500マイル、往復15,000マイルもかかります。それが今週のトクたびマイルを利用したことで、片道4,500マイル、往復9,000マイルで交換することができました。
東京 - 福岡間の特典交換に必要なマイル数
片道 7,500マイル 往復 15,000マイル
今週のトクたびマイル利用時の必要マイル数
片道 4,500マイル 往復 9,000マイル ※往復で6,000マイル分!
今週のトクたびマイルのメリット その3
家族の利用にも対応している
今週のトクたびマイルは、ANAマイレージ会員向けのサービスですが、家族であれば、ANAマイレージクラブ会員に登録していない場合でも、キャンペーンの適用を受けることができます。以下は特典が利用できる家族の定義です。
特典が利用できる家族の定義
急な帰省やサプライズでの家族旅行などに使える点も今週のトクたびマイルのメリットと言えるでしょう。
今週のトクたびマイルのデメリット その1
スケジュールの幅が狭い
今週のトクたびマイルの最大のデメリットは、路線の発表が予約開始の2日前にあり、予約期間は1週間、搭乗期間は1週間+1日という過密スケジュールの中で、利用しなければいけないという点です。
計画的に旅行したい人には向いてませんし、特定の目的地に行きたい場合も全く向いてないサービスと言えるでしょう。
参考 今週のトクたびマイル(予約・搭乗期間例)
予約発券期間 2019年7月3日(水)~7月9日(火)
対象搭乗期間 2019年7月4日(木)~7月10日(水)
今週のトクたびマイルのデメリット その2
予約できる席の質が悪い
これは直前予約且つ特典交換という性質上、仕方がないのかもしれませんが、筆者が予約した際は、予約できる路線に窓際の席は1席もありませんでした。筆者は窓際が大好きなので、これはちょっと残念。
特典予約はもともと予約できる席数が限られており、良い席は少ない傾向がありますが、今週のトクたびマイルに関してはさらに厳しいと思っておいたほうが良いでしょう。
まとめ
JALのどこかにマイルとどっちがおすすめ?
実際に今週のトクたびマイルを使ってみて、JALのどこかにマイルとはそもそも全く違うサービスだなというのが率直な感想です。
6,000マイルでわくわくドキドキの旅が楽しめるという点で、JALのどこかにマイルは、旅行の楽しさやマイルの新たな使い道を定義しており、素晴らしいサービスと言って良いでしょう。
ANAの今週のトクたびマイルは、自分で旅行先を選ぶことができるので、提案してくれる旅行先に希望の場所がある場合は、利用価値が非常に高いサービスと言えます。
ただ今週のという名前の通り、かなり自由度の高い生活を送っている人でなければ、使いにくいのも確か。
※ちなみに筆者は幸いなことに自由度の高い生活を送っているので、年内にあと2回!今週のトクたびマイルを活用する予定です。
現時点では2019年限定のサービスになっていますが、このレビュー含め、みんなの感想を取り入れ、2020年にはより利便性の高いサービスに改善し、戻ってきてくれることを願います。