ハワイアン航空のマイル「HawaiianMiles」の貯め方・使い方
注目のマイレージプログラム
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ハワイアン航空は、ホノルル国際空港を拠点とする外資系の航空会社です。ハワイ諸島間のフライトの充実度は数ある航空会社の中でもNo.1。
日本へは、ホノルルから羽田(東京)、成田(東京)、新千歳(札幌)、関西空港への便が就航。またコナ国際空港から羽田(東京)便が就航しています。
ハワイアン航空のマイレージプログラムは「HawaiianMiles(ハワイアンマイルズ)」。
2018年10月からはJALとマイレージプログラムの提携を開始し、マイルの貯めやすさ、使いやすさがぐっと向上しました。ここでは、ハワイアン航空のマイレージプログラムに注目。ハワイアン航空の「HawaiianMiles」の特徴や、マイルの貯め方・使い方、ハワイアン航空のマイルがどんどん貯まるマイルカードについても解説します。
ハワイへ行く予定があるという方や、ハワイアン航空を使っている方は、本特集をぜひ最後までチェックしてみてください。
- ハワイアン航空のマイレージプログラム「HawaiianMiles」の特徴
- ハワイアン航空のマイル「HawaiianMiles」の貯め方
- その1:フライトを利用してマイルを貯める
- その2:ハワイアン航空と提携するクレジットカードを利用してマイルを貯める
- その3:ハワイアン航空の提携航空会社を利用してマイルを貯める
- ハワイアン航空のマイルの特典と使い方
ハワイアン航空のマイレージプログラム「HawaiianMiles」の特徴
ハワイアン航空のマイレージプログラムには、「マイルをハワイアン航空の特典航空券に交換する際に、予約不可日・除外日がない」「マイルを実質無期限で貯めることができる」「フライトマイルの事後登録が可能」等、様々なメリットがあります。
一方で、ハワイアン航空は、ハワイを中心に就航しており、提携航空会社も決して多くはありません。ハワイによく行く、ハワイ諸島間をよく行き来するという方以外は、フライトマイルを貯めるのがなかなか難しい点がデメリットと言えるでしょう。
HawaiianMiles(ハワイアンマイルズ)の特徴
- マイルの有効期限は実質無期限 ※通常1年半(18か月)
…1年半以内にマイルの獲得や使用があるたびに、さらに1年半延長される。(フライト以外のショッピング等でのマイル加算も対象) - 特典航空券の予約不可日がない
- フライトマイルの事後登録が可能
…予約時にHawaiianMiles番号の入力を忘れた場合、搭乗日の5~120日後にオンライン申請でフライトマイルの遡及請求が可能。HawaiianMilesに入会前のフライトも、搭乗日から120日後まで遡及請求できる。
ハワイアン航空のマイレージが向いているのはこんな人
- ハワイによく行く(日本ーホノルル間をよく往復する)
- ハワイ諸島間をよく移動する
- クレジットカードを活用し、マイルをしっかり貯めたい
ハワイアン航空のマイレージプログラムが向いているのは、クレジットカードを活用し、マイルをしっかり貯めたい方です。ハワイアン航空のマイルは、マイルを獲得するたびに有効期限が延長されます。つまり、実質マイルに有効期限がないことから、しっかり確実にマイルを貯めたい方に最適なマイレージプログラムと言えるでしょう。
また、日本ーホノルル便を利用する方に加え、よくハワイ諸島間の移動をする人も、ハワイアン航空のマイレージを効率よく貯めることが可能です。
ハワイアン航空のマイル「Hawaiian Miles」の貯め方
ハワイアン航空のマイルの貯め方には、主に「フライトを利用する」、「提携クレジットカードを利用する」「提携航空会社を利用する」という3つの方法があります。
ここでは、ハワイアン航空の効率的なマイルの貯め方を解説。ハワイアン航空だけでなく、他の航空会社を利用した際のマイルの貯め方についてもご紹介します。
その1:フライトを利用してマイルを貯める
ハワイアン航空のマイルを貯める最も基本的な方法は、フライトの利用です。マイルは、HawaiianMilesの会員登録(無料)をすると貯めることが可能。
以下に、日本ーハワイ間、ソウル(韓国)ーハワイ間のフライトで獲得できるマイル数をまとめています。
路線(片道) | 獲得マイル | ビジネスクラスで貯まるマイル |
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ホノルル~東京(羽田) | 3,850 | 5,775 |
コナ~東京(羽田) | 4,010 | 6,015 |
ホノルル~東京 (成田) | 3,819 | 5,728 |
ホノルル~大阪(関西) | 4,113 | 6,169 |
ホノルル~札幌(新千歳) | 3,748 | 5,622 |
ホノルル~ソウル(仁川) | 4,574 | 6,681 |
- HawaiianMilesの上位会員である、「Pualani Platinum」メンバーは+100%、「Pualani Gold」メンバーは+50%のボーナスマイルを獲得することができます。
このほかにも、マイルは、ホノルル国際空港(オアフ島)から、コナ国際空港・ヒロ国際空港(ハワイ島)やリフエ空港(カウアイ島)、カフルイ空港・カパルア空港(マウイ島)等、人気のハワイ諸島間を結ぶフライトの利用でも、マイルの獲得が可能です。また、北米線や国際線も就航しており、それらの利用でもマイルが貯まります。
その2:ハワイアン航空と提携するクレジットカードを利用してマイルを貯める
マイルを効率的に貯めるには、フライトの利用だけでなく、航空会社と提携するクレジットカードを利用し、日常のショッピングでポイント(ショッピングマイル)を貯めるのがおすすめ。特に、特典航空券を目的にマイルを貯める場合は、ハワイアン航空のマイルが貯まるカードは必須アイテムです。
Hawaiian Milesと提携するクレジットカードを賢く使って、特典航空券の獲得につなげましょう!
- マイル還元率4%以上
- ANAにもJALにもマイル交換可
年会費 | 31,000円+税 |
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ポイント・マイル | カード利用100円につき3ポイントのスターポイントを付与 |
付帯保険 |
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その他の特典 |
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入会キャンペーン
新規入会後、3カ月以内に10万円以上のカード利用で30,000ポイントをプレゼント
特徴
スターウッドプリファードゲスト アメリカン・エキスプレス・カード(SPGアメックス)は、世界中で高級ホテルを運営するスターウッドグループとアメックスが提携し、発行するクレジットカード。SPGアメックスには、特典の一つに250を超える提携航空会社のマイレージプログラムに、貯めたポイントを移行できるサービスがあり、ハワイアン航空はこの提携航空会社の一つとなっている。
SPGアメックスではカード利用100円につき3ポイント貯めることができ、3ポイントを1マイル換算でハワイアン航空のマイルに交換可能。さらにSPGアメックスでは、1回の手続きで60,000ポイントをマイルに移行すると、15,000ボーナスポイントもらうことができる。つまり、実質マイル還元率は1.25%となり、基本ポイント還元率は、ハワイアンエアラインズVISAカードを上回る。
さらに、SPGアメックスには、豪華な特典が多数付帯。なかでも、次年度以降のカード継続時に、スターウッドグループ・マリオットグループのホテルに1泊1室ペアで泊まれる無料宿泊券が付与される点は、SPGアメックスの大きな魅力。例えば、シェラトン・ワイキキやザ・リッツ・カールトン・カパルアといったハワイの高級リゾートや、ウェスティンホテル東京、セントレジス大阪といった高級ラグジュアリーホテル等、世界中のスターウッドグループ・マリオットグループのホテルで本特典を利用することができる。その上、宿泊券には特典除外日がないので、ゴールデンウィークやクリスマス、年末年始など、宿泊料金が大幅に高くなる時期でも、スタンダードルームに空室がある限り、無料で宿泊することが可能。スターウッドグループの高級ラグジュアリーホテルの無料宿泊券は、SPGアメックスにしかない特別な特典だと言えるだろう。さらに、カード保有と同時に、SPG上級会員である「ゴールド会員資格」が付与され、レイトチェックアウトや、客室アップグレード、宿泊時のボーナスポイントプレゼント等のサービスを受けることができる点も要チェック。
SPGアメックスは、ハワイアン航空以外の航空会社も使ってマイルを貯めたいという方はもちろん、高級リゾートホテルを利用したいという方にもおすすめ。
- ハワイが好きな方
- 毎年ボーナスマイルをプレゼント
- お買物でマイルが貯まる
年会費 |
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ショッピングマイル | カード利用100円につきHawaiianMiles 1マイルを付与 →ハワイアン航空の航空券予約・購入の際に利用すると、一般カードは100円につき2マイル(+1マイル)、ゴールドカードは100円につき5マイル(+4マイル)を貯めることができる。
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ボーナスマイル |
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付帯保険 |
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その他の特典 |
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特徴
ハワイアンエアラインズVISAカードは、ハワイアン航空と三井住友VISAカードが提携して発行するクレジットカード。
フライトの利用はもちろん、ショッピングでのカード利用でもハワイアン航空のマイルを貯めることができ、カード利用100円につきHawaiianMiles1マイルを付与。また、ハワイアン航空の航空券を予約・購入する際に使用すると、一般カードは+1マイル、ゴールドカードは+4マイルを追加で獲得できる。
付帯保障は、クレジットカードで旅行代金を支払った場合に無料付帯する海外旅行障害保険。また、年間100万円までのショッピング補償が付帯しているので、ハワイでのショッピングにも安心して利用できるのもうれしい。その他、年2回、ホノルル空港の「プレミアクラブ・ラウンジ」を無料で利用できる他、会員割引料金(5%OFF)でハワイアン航空の航空券を購入できる(※ピークシーズンを除く、日本発の便が対象)等、ハワイ旅行に役立つ特典が付帯。
新規入会時や毎年の継続時には、ボーナスマイルを付与。お得な入会キャンペーンも実施しているので、ハワイアン航空を利用してハワイに行く方や、ハワイアン航空のマイルをお得に貯めたい方は、ぜひ利用を検討したいクレジットカードと言えるだろう。
また、HawaiianMilesが貯まるクレジットカードだけではなく、ハワイアン航空を含む多数の航空会社と提携するクレジットカードを利用し、貯めたポイントをハワイアン航空のマイルに交換する方法も。
その3:提携航空会社を利用してマイルを貯める
ハワイアン航空には、マイレージプログラムの提携航空会社があり、提携航空会社の対象となる運賃クラスのフライトを利用することで、ハワイアン航空のマイルを貯めることもできます。提携航空会社の利用でハワイアン航空のマイルを貯める場合、航空券の購入時に、マイル獲得対象の路線や予約クラスを利用し、予約・チェックインの際にHawaiianMilesの会員番号を提示する必要があります。ハワイアン航空を利用するときとは異なり、マイルの事後登録はできないため、注意が必要です。
ハワイアン航空の提携航空会社
- チャイナエアライン
- ジェットブルー航空
- 大韓航空
- ヴァージン・アトランティック航空
- ヴァージン・オーストラリア
- 日本航空 new!
2018年10月からJALとのマイレージ提携開始!ハワイアン航空でもJALでもマイルが貯まる
2018年10月より、ハワイアン航空と日本航空(JAL)のマイレージ提携が開始し、マイルの相互利用が可能に。コードシェア便だけではなく、JAL便名でもハワイアン航空便名でも、マイルの積算ができるようになりました。つまり、ハワイアン航空の利用でJALマイルを貯める、またはJALの利用でハワイアン航空のマイルを貯めることができるのです。また、貯まったJALマイルをハワイアン航空の特典航空券に交換することも可能。
JALのマイレージプログラムは、提携航空会社や提携国内企業が多く、マイルを非常に貯めやすい点が大きな特徴です。さらに、クレジットカード機能を搭載したJALのマイルカード、「JALカード」は圧倒的なマイルの貯めやすさから、マイラーから高い人気を誇っています。JALカードは、フライトでのボーナスマイル、クレジットカード利用で貯まるショッピングマイルなど、マイルを獲得する機会が多い上、SuicaやPASMOを搭載したものもあり、上手く利用すれば空と陸の両方でマイルを効率的に貯めることができ、年会費以上の大きなリターンを期待できます。
特典航空券の獲得を目指して、より効率的にマイルを貯めるために、JALカードを利用してみてはいかがでしょう?
JALカードを使ってマイルを効率よく貯める!おすすめのJALカードを紹介
- Suicaの機能付き
- 入会ボーナス
- お買物でマイルが貯まる
年会費 |
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ショッピングマイル | カード利用200円につき1マイル →ショッピングマイル・プレミアム(年会費3,000円+税。CLUB-Aゴールドカードは無料)に入会すると100円につき1マイル |
ボーナスマイル |
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付帯保険 |
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その他の特典 |
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入会キャンペーン
JALカードSuicaに新規入会で、JALマイル+JR東日本のポイントJRE POINTをプレゼント
- 普通カード:最大2,100マイル+500 JRE POINT
- CLUB-Aカード:最大7,600マイル+1,000 JRE POINT
- CLUB-Aゴールドカード:最大8,600マイル+3,000 JRE POINT
特徴
JALカードSuicaは、JALとJR東日本が提携して発行するSuica一体型クレジットカード。JALのフライト利用時はもちろん、JR東日本の利用や通常のカード利用でも効率良くポイントを貯めることができるため、数あるJALカードの中でも屈指の人気を誇っている。
ショッピング利用時に貯まるマイルは、通常カード利用200円につき1マイルだが、マイル還元率がアップする「ショッピングマイルプレミアム」(年会費3,240円)に入会すると、100円につき1マイルを付与。また、SuicaへのチャージやVIEWプラスの対象商品をカードで決済すると、1,000円につき15JREポイントが貯まり、1,500ポイント=最大1,000マイル換算でJALのマイルに交換することができる。
また、カード入会後、初回のフライトでもれなく1,000マイル、さらに通常のフライトマイル+10%のボーナスマイルを貯めることができ、フライトマイルが貯まりやすい点も魅力。
マイルを空と陸の両方で効率よく貯めることのできるJALカードSuicaは、ハワイアン航空の特典航空券の獲得を目指すのであれば、ぜひ利用を検討したいカードと言えるだろう。
ハワイアン航空のマイルの特典と使い方
最後に、ハワイアン航空のマイルの特典と使い方について解説します。貯まったマイルは、特典航空券をはじめ、様々なサービスに利用することが可能です。
マイルを使う
貯めたマイルの使い方には大きく、「特典航空券と交換する」「提携航空会社の特典航空券に交換する」「ホテル、レンタカー、レストラン、ショッピング等に利用する」の3つがあります。
特典航空券を予約する
ハワイアン航空の特典航空券には3つのメリットがあり、比較的予約しやすく、使い勝手が良いのが特徴です。
ハワイアン航空の特典航空券 3つのメリット
- 特典航空券を予約できない「ブラックアウト期間」がない
- 特典航空券は片道フライト分
- 繁忙期(ハイシーズン)でも必要マイル数は変わらない
このように、ハワイアン航空の特典航空券は予約しやすいというメリットがあります。その一方で、エコノミークラスでも最低40,000マイル~と、他の航空会社と比較すると、特典航空券の交換に必要となるマイル数が大きい点は、注意すべき点と言えるでしょう。
日本~ハワイ間 | 40,000マイル~ |
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日本~北米間 | 60,000マイル~ |
北米~ハワイ間 | 20,000マイル~ |
ハワイ諸島線 | 7,500マイル~ |
また、マイルの購入ができる点も、HawaiianMilesの特徴の1つ。特典航空券の獲得にあと少しマイルが足りないという際には、HawaiianMilesの会員ページから、500マイル単位で最大10,000マイルまで購入することが可能です。さらに、ハワイアンエアラインズのクレジットカードを利用して購入すると、1ドルにつき2マイル貯まります。
提携航空会社の特典航空券に交換する
貯めたHawaiianMilesは、他の提携航空会社の特典航空券に交換することも可能。
ただし、提携航空会社の特典航空券は、往復のみの利用となっている点には注意が必要です。
ホテル、レンタカー、レストラン、ショッピング等にもマイルを利用可能
HawaiianMilesは、ホテルの宿泊やレンタカー、レストラン、ショッピング等でも使うことができます。特に、ホテルはハワイ諸島だけでなく、世界各地のホテルやリゾート約15万軒で利用することができ、1,000マイルから現金を組み合わせて予約することが可能。予約できるホテルは、ハワイアン航空の公式ページから検索することができます。
マイルをシェアする(シェアマイルズ)
HawaiianMilesは、家族や友人等とマイルを共有・譲渡することが可能です。マイルの共有・譲渡は、ハワイアンエアラインズVISAカードを保有することで、手数料無料でおこなうことができます。また、マイルの譲渡では、貯めたマイルを使って、他のHawaiianMiles会員に、上位会員ステータス特典(Pualani Goldに相当する特典)をプレゼントすることも可能。
また、マイルを寄付金として慈善団体に寄付することもできるようになっています。