マイラーの間で評判になったお得過ぎるサービス、ANAマイル付き海外定期預金を徹底解説

ANAマイル付き外貨定期預金を活用し、海外旅行に行こう!特典航空券取得のコツ

マイレージ入門

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一部のマイラーの間でお得過ぎると評判に!ANAマイルを貯める切り札とは?

長く続く円安は私たちの生活に大きな影響を与えています。円の価値が落ちることで、輸入物価が大きく上昇。日々の生活防衛が精いっぱいで、海外旅行は多くの日本人にとって、夢のまた夢になりつつあるのが現実でしょう。

ただ航空会社のマイルを上手く活用し、飛行機代が無料になれば、また話は変わってくるはずです。

本特集では、まずはマイルの基本について徹底解説。その後一部のマイラーの間でお得過ぎると評判になったソニー銀行のANAマイレージクラブ / Sony Bank WALLETをご紹介。さらに、このカードに付帯するサービス「ANAマイル付き外貨定期預金」を利用し、効率よくマイルを貯める方法を解説します。

ちなみに貯めたマイルは海外旅行だけではなく、国内旅行に使うことも可能です。コツコツ貯めておくことで、損することは決してありません。是非最後までチェックしてみてください。

JALカード比較

著者情報 早川 聡

生粋のマイラー。これまでの獲得マイル数は200万マイル以上。定期的な実家への帰郷、年に1度の海外旅行は全て特典航空券で飛行機を予約すると決めており、日々コツコツマイルを貯めている。

旅費高騰に対抗!貯めたマイルで目指せ沖縄&ハワイ旅行

ハワイ

物価の高騰は航空券代にも大きな影響を与えています。東洋経済の調べ(※)では、コロナ前の2018年、2019年の国際線のチケット単価は5万円から6万円前後で推移していましたが、2020年以降高騰を続け、2023年4月~12月のANAのチケット平均単価は10万3,864円と実に約7割も上昇しているのです。

参考資料ANAとJAL、「航空チケット値上げ」で決算に異変

この価格上昇は個人旅行でも痛いですが、金額上昇×家族分が上乗せになる家族旅行となると家計へのダメージは加速度的に上がります。

この旅費高騰に対抗できる手段が、航空会社のマイルを使った特典航空券の取得です。これだけ航空券代が上がっているにも関わらず、特典航空券が得られるマイル数は航空券代に比例して上がっている訳ではありません。つまり、マイルを使い特典航空券を取得する価値が、相対的に上がっているのです。

以下に国内・海外の人気旅行先と、ANAの特典航空券を取得するために必要になるマイル数をまとめました。是非チェックしてみてください。

国内人気旅行先のANA特典航空券必要マイル数

東京-沖縄 L:往復14,000マイル R:往復18,000マイル H:往復21,000マイル
東京-北海道 L:往復14,000マイル R:往復18,000マイル H:往復21,000マイル
東京-大阪 L:往復10,000マイル R:往復12,000マイル H:往復15,000マイル

【2024年・2025年度シーズン早見表】

L 2024年 12/1~12/25
2025年 1/9~2/28、4/3~4/23、12/1~12/24
R 2024年 5/7~8/1、8/19~11/30
2025年 3/1~3/13、5/13~7/17、8/25~11/30
H 2024年 8/2~8/18、12/26~12/31
2025年 1/1~1/8、3/14~4/2、4/24~5/12、7/18~8/24、12/25~12/31

海外人気旅行先のANA特典航空券必要マイル数

東京-ソウル(韓国) ▼エコノミー
L:往復12,000マイル R:往復15,000マイル H:往復18,000マイル
▼ビジネス ※プレミアムエコノミーの設定なし
L:往復25,000マイル R:往復30,000マイル H:往復33,000マイル
東京-バンコク(タイ) ▼エコノミー
L:往復30,000マイル R:往復35,000マイル H:往復38,000マイル
▼プレミアムエコノミー
L:往復46,000マイル R:往復51,000マイル H:往復54,000マイル

【2024年・2025年度シーズン早見表※ソウル・バンコク共通】

L 2024年 5/13~6/30、12/1~12/15
2025年 1/4~1/27、4/1~4/23、5/12~6/30、12/1~12/14
R 2024年 7/1~7/18、8/26~11/30
2025年 1/28~3/31、7/1~7/17、8/25~11/30
H 2024年 1/1~1/3、4/25~5/12、7/19~8/25、12/16~12/31
2025年 1/1~1/3、4/24~5/11、7/18~8/24、12/15~12/31
東京-ハワイ・ホノルル(アメリカ) ▼エコノミー
L:往復35,000マイル R:往復40,000マイル H:往復43,000マイル
▼プレミアムエコノミー
L:往復53,000マイル R:往復58,000マイル H:往復61,000マイル

【2024年・2025年度シーズン早見表※ソウル・バンコク共通】

L 2024年 -
2025年 1/4~2/28、4/1~4/23、5/12~5/31
R 2024年 6/1~7/18、8/26~12/15
2025年 3/1~3/31、4/24、6/1~7/17、8/25~12/14
H 2024年 7/19~8/25、12/16~12/31
2025年 1/1~1/3、4/25~5/11、7/18~8/24、12/15~12/31

特典航空券のお得度を計算!1マイルが最大9円以上の価値に

「必要なマイル数はわかったけど、それだけでお得かどうかは断言できない」という方のために、本チャプターでは、特典航空券が実際にどれだけお得なのかを試算してみたいと思います。以下の表は記事執筆時点で表示されるレギュラーシーズンの普通運賃航空券代を特典航空券のマイル数で割り、1マイルの最大価値を試算したものです。

表1:国内の人気旅行先の特典航空券お得度シミュレーション

  Rシーズン
フレックス運賃
Rシーズン
スーパーバリュー運賃
必要マイル数 1マイルの最大価値
東京(羽田)-沖縄(那覇)116,820円29,820円18,0006.49円
東京(羽田)-北海道(千歳)97,480円31,080円18,0005.415555556円
東京(羽田)-大阪(関西)65,820円25,820円12,0005.485円
  • 日程は8月29日往路、9月1日復路を選択。表示されたフレックス料金とスーパーバリュー料金の最安値を抽出
  • シミュレーションは2024年6月26日時点のデータです。運賃は日々変動します。実際に予約する際は、必ず公式サイトの情報をご確認ください。

表2:海外の人気旅行先の特典航空券お得度シミュレーション

  Rシーズン
エコノミーフレックス運賃
Rシーズン
エコノミーベーシック運賃
必要マイル数 1マイルの最大価値
東京(羽田)-ソウル162,580円63,580円15,00010.83866667円
東京(羽田)-バンコク296,990円131,490円35,0008.485428571円
東京(羽田)-ハワイ・ホノルル880,930円151,930円40,00022.02325円
  • 日程は8月29日往路、9月1日復路を選択。表示されたエコノミーフレックス料金とベーシック料金の最安値を抽出。但しハワイ便はフレックスがないためフルフレックスを記載。
  • シミュレーションは2024年6月26日時点のデータです。運賃は日々変動します。実際に予約する際は、必ず公式サイトの情報をご確認ください。

この表を見れば一目瞭然ですが、1マイル当たりの価値は安くても5円、高ければなんと22円以上という結果に。1マイル=1円と考えている方も少なくありませんが、特典航空券として利用する場合、その価値が大きく向上するということを憶えておきましょう!

特典航空券取得のための秘密兵器!ソニー銀行のANAマイレージクラブ / Sony Bank WALLETとは?

今回ご紹介するのは、ANAカードを作り、バンバン使いまくってマイルを貯めよう!という方法ではありません。多くのマイラーが気付いていない特典航空券取得のための秘密兵器、ソニー銀行とANAが提携し発行する「ANAマイレージクラブ / Sony Bank WALLET」を活用し、ANAマイルを貯める方法です。

ここで重要なポイントは、ソニー銀行のキャッシュカード「Sony Bank WALLET」には、Sony Bank WALLETとANAマイレージクラブ / Sony Bank WALLETの2種類があるという点です。ANAと提携していないSony Bank WALLETだと、今回ご紹介する技は使えません。カードを申し込む際、くれぐれも注意しましょう。

年会費 無料
ANAのマイル付き外貨定期預金 利用可能
キャッシュバック率 最大2% ※Club S のステータスに応じて還元率がアップ
外貨両替手数料 米ドル4銭~15銭、ユーロ8銭~15銭、英ポンド20銭~45銭他
外貨両替対象通貨 USドル、ユーロ、英ポンド、豪ドル、NZドル、カナダドル、スイスフラン、香港ドル、南アランド、スウェーデンクローナ
海外ATM利用料 最大月5回まで無料
新規入会キャンペーン はじめの2カ月限定!国内でVisaデビットを5回以上利用すると、もれなく1,000円プレゼント!
特徴 ANAとソニー銀行が提携し、発行するVISAデビット付きキャッシュカード。ANAマイル付き外貨定期預金を利用することで、外貨を増やしつつANAマイルを効率よく貯められる。また世界中のVISA加盟店で利用でき、代金は円または外貨普通預金口座から即時引き落としできるほか、また海外のATMで外貨普通預金口座から現地通貨を直接引き出させる。ANAマイルを貯めたい人はもちろん、海外旅行を予定している人にとっても必携の1枚

ANAマイレージクラブ / Sony Bank WALLET に行く

ANAマイル付き外貨定期預金を活用し、賢くマイルを貯めよう

ANAマイレージクラブ / Sony Bank WALLETの最大の魅力は、ANAマイル付き外貨定期預金が利用できる点にあります。下記は2024年6月26日時点の米ドル(USD)、オーストラリアドル(AUD)、ユーロ(EUR)を、所定の期間預け入れた際に受け取れる金利と獲得マイル数をまとめたものです。

預入通貨と期間 金利 獲得マイル
USD1ヶ月年0.01%(税引き後 0.007%)100USDあたり 17マイル
USD3ヶ月年0.01%(税引き後 0.007%)100USDあたり 71マイル
USD6ヶ月年0.01%(税引き後 0.007%)100USDあたり 183マイル
USD1年年0.01%(税引き後 0.007%)100USDあたり 360マイル
AUD1ヶ月年0.01%(税引き後 0.007%)100AUDあたり 13マイル
AUD3ヶ月年0.01%(税引き後 0.007%)100AUDあたり 45マイル
AUD6ヶ月年0.01%(税引き後 0.007%)100AUDあたり 100マイル
AUD1年年0.01%(税引き後 0.007%)100AUDあたり 196マイル
EUR1ヶ月年0.01%(税引き後 0.007%)100EURあたり 12マイル
EUR3ヶ月年0.01%(税引き後 0.007%)100EURあたり 38マイル
EUR6ヶ月年0.01%(税引き後 0.007%)100EURあたり 96マイル
EUR1年年0.01%(税引き後 0.007%)100EURあたり 216マイル
  • 例示した金利と獲得マイルは2024年6月26日時点の情報です。実際に受け取れるマイル数は異なる場合があります。ANAマイル付き外貨定期預金を利用する際は、最新の金利と獲得マイルを公式サイトで必ずご確認ください。

注目すべきは、やはり最もマイルを貯めやすいUSD建ての定期預金でしょう。例えば、1万1,200ドル(日本円にして約178万800円※1ドル159円の場合)ANAマイル付き外貨定期預金USD1年に預け入れたとします。すると1年後に得られるマイル数は40,320マイル!これだけでハワイのエコノミークラスの特典航空券に相当するマイルをゲットできるのです。マイルを獲得し特典航空券を目指すなら、この定期預金を使わない理由はないでしょう。

ソニー銀行で貯金した外貨は海外でそのまま利用可能!ATMからの出金にも対応

海外旅行

海外旅行経験者はご存じだと思いますが、日本で旅行先の外貨に両替すると、法外な為替手数料を払う必要があります。クレジットカードで決済した場合も、現在の為替レートに対して大幅に上乗せしたレートが適用されるので、このコストも無視できません。

ソニー銀行の外貨預金を上手く活用すれば、このコストの大幅な圧縮が可能です。例えばハワイのVISA加盟店でデビットカードを使う場合、外貨普通預金口座にUSDの残高があれば、手数料無料で決済できます。残高がない場合も100USDあたり15円の為替コストを払えばOK。ハワイの提携ATMを利用する際も外貨普通預金口座に残高があれば、1回当たり1.79%(税込)の事務処理経費と現地ATM設置機関利用手数料を支払えば、USDを引き出せます。

空港や現地で外貨に両替したり、クレジットカードを使ったりするより、ソニー銀行の外貨普通預金口座を活用した方が、間違いなくお得です。

ANAマイル付き外貨定期預金とソニー銀行の外貨普通預金口座を使いこなし、海外旅行を楽しもう!

本特集記事では、マイルを活用し旅費を節約する方法を解説しました。ANAマイル付き外貨定期預金の満期のタイミングで海外旅行に行くと、航空券は特典航空券で取得し、現地で利用するお金は外貨普通預金から引き落とすことも可能です。筆者はこの方法で年に1度の海外旅行を、最小限の出費で実現しています。

長く円安が続く現状を考えると、一部の資産を外貨に変え、運用するのは賢い選択です。その選択肢としてANAマイル付き外貨定期預金を検討してみてはいかがでしょう?一度利用すれば、そのお得度にきっと驚くはずです。

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