スカイマイルのお得な使い方
注目のマイレージプログラム
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「スカイマイル」は、デルタ航空のマイレージプログラムの名称です。デルタマイレージの基本でも解説している通り、デルタのスカイマイルは、マイルに有効期限がなく、特典航空券利用時の燃油サーチャージが無料になる(デルタ航空自社便&一部の提携航空会社の場合)等、多くのメリットがあることから、マイラーに人気の高いマイレージプログラムの一つです。
日本国内には就航便がないデルタ航空ですが、日本発着の国際線は豊富に就航している点、また、日本のマイラー向けキャンペーンや日本国内企業との提携サービスが多い点から、マイルを貯めることや使うことが容易にできるのもスカイマイルの人気の理由でしょう。
これからスカイマイルを貯めようとしている人はもちろん、すでにマイルを貯めて使い道を探している人も、本特集を参考にスカイマイルをよりお得に活用しましょう。
スカイマイルのお得な使い方 その① デルタのマイルを国内旅行で利用
スカイマークの日本国内線で利用する
スカイマイルの基本的な使い方は、特典航空券への交換と座席のアップグレードです(参考:デルタマイレージの基本)。日本国内に就航していないデルタ航空の場合、国内のデルタ便でマイルを利用することはできませんが、その代わり、日本の航空会社の一つ「スカイマーク」と提携しているため、スカイマイルをスカイマークの日本国内線で利用することができます。
必要マイル数は往復15,000~20,000マイル。対象となるのは、スカイマイル提携クレジットカードの本会員か、デルタの上級会員資格「メダリオン」保持者のみとなります。
キャンセル待ちやアップグレードに対応しておらず、特典を利用できない期間(ブラックアウト)がある等、利用に際して制限はありますが、スカイマイルを国内線にも利用したい場合にメリットの多いサービスです。
利用対象者 |
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必要マイル数※往復・片道とも同じ |
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座席 | エコノミークラスのみ |
アップグレード | 不可 |
キャンセル待ち | 不可 |
ブラックアウト(2014年) | 2014年3月21日 - 2014年3月23日、2014年5月3日 - 2014年5月6日、2014年7月19日- 2014年7月21日、2014年8月8日 - 2014年8月17日、2014年9月13日 - 2014年9月15日 |
JTB国内ツアーの旅行券に交換
日本国内のパッケージツアーでも、スカイマイルを利用することができます。デルタ航空のホームページでは、スカイマイルをJTBの国内パッケージツアーに利用できる旅行クーポン券に交換可能。10,000~30,000マイルを、1万~3万円分のクーポンに交換することができます。クーポンの有効期限は受付日から6カ月間。
交換の申込みからクーポンが届くまでには4週間~6週間ほどかかるため、旅行の予定がある程度確定しているときに利用すると良いでしょう。
スカイマイルのお得な使い方 その② 上級会員になる
上級会員のおもな特典
- アメリカ国内線(ハワイ含む)の無償アップグレード
- 優先キャンセル待ち
- ボーナスマイル25~125%(2015年より1ドル当たり+2~6マイル)
- 手荷物手数料免除
- 優先チェックイン(オンラインチェックイン)
- 優先搭乗
- 参考)スカイマイル メダリオンの特典
スカイマイルでは、上級会員になることで、より多彩なサービスを受けることができます。上級会員とは、利用頻度の高い顧客に対して航空会社が付与する称号で、マイル積算率のアップやフライト利用時の優先チェックイン等、様々なサービスが提供されます。
デルタ航空の上級会員は「メダリオン」と呼ばれ、シルバー、ゴールド、プラチナ、ダイヤモンドの4種類があります。有効期限は毎年1月1日から12月31日まで。上級会員になるには、前年の1年間で「メダリオン資格取得に必要なマイル数(MQM)」か「メダリオン資格取得に必要なフライト区間数(MQS)」のいずれかを満たす必要があります。
メダリオン会員資格取得必要マイル(MQM) | メダリオン資格取得対象区間(MQS) | |
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シルバー | 25,000 | 30 |
ゴールド | 50,000 | 60 |
プラチナ | 75,000 | 100 |
ダイヤモンド | 125,000 | 140 |
MQMやMQSは、フライト利用でのみ獲得でき、スカイマイルの提携クレジットカードでは貯めることができません。ただし、提携クレジットカードの中には、上級会員資格があらかじめ付帯しているものがあり、カードを保持しているだけで上級会員の特典を受けることができます。
年会費こそかかるものの、カード所持期間中はずっと上級会員資格が付与されるうえ、カード会員限定のボーナスマイルももらえるため、スカイマイルをしっかり貯めたい場合は利用してみると良いでしょう。
- マイル無期限
- シルバーメダリオン資格付与
年会費 | 12,000円+消費税(初年度無料) |
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マイル |
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付帯保険 |
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その他の特典 |
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入会キャンペーン
期間中にキャンペーンページ経由でカードに入会し、利用条件を満たすと合計で30,000マイル獲得可能!
- マイル無期限
- ゴールドメダリオン資格付与
年会費 | 26,000円+消費税 |
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マイル |
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付帯保険 |
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その他の特典 |
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入会キャンペーン
キャンペーンページ経由でカードに入会し、利用条件を満たすと合計で33,000マイル獲得可能!
コラム 2015年1月から新しいスカイマイルがスタート
デルタ航空のスカイマイルでは、2015年1月1日から、マイル加算を従来の飛行距離(区間)ベースではなく、航空運賃(航空券の価格)ベースに変更します。
新しいスカイマイルでは航空運賃1ドルにつき5マイルを付与。同じエコノミークラスの航空券でも、割引率の高いチケットと正規運賃のチケットではもらえるマイル数が異なるようになります。
この変更に合わせて、デルタ航空では、特典航空券の片道利用や、現金とマイルを合わせた特典利用を可能にするほか、特典航空券の座席数を増やし、マイラーがより利用しやすくなるシステムに変更していく予定です。
今まで1フライトあたり25~125%のボーナスマイルが付与されていたメダリオンは、1ドルあたり+2~6マイルのボーナスが加算されるようになります。
フライト距離をベースとしたマイル加算が当然だった各社のマイレージプログラムの中で、デルタ航空が今回打ち出した新しいマイレージプログラムは様々な波紋を呼んでいます。
ただし、「より利用頻度の高い顧客を、より優遇する」という基本姿勢は変わっていないため、デルタ航空を頻繁に利用する人や上級会員にとっては、サービスの拡充も期待できるでしょう。
旅行や出張でデルタ航空をよく利用する方、有効期限を気にせずにマイル貯めたいという方は、デルタ航空のスカイマイルを利用して、お得なマイルの使い方や、効率の良いマイルの貯め方を追求してみてはいかがでしょう。