デルタマイレージの基本
注目のマイレージプログラム
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デルタ航空は、アメリカに拠点を置く世界第3位の航空会社です。外資系の航空会社でありながら日本への就航便が多く、航空運賃も手頃。
特に、デルタ航空のマイレージプログラム「スカイマイル」は、マイルに有効期限がない点や、日本独自のサービスを提供している点などから、日本のマイラーにも人気が高いマイレージプログラムです。
ここでは、デルタ航空のマイレージにスポットを当てて、デルタマイレージの特徴や、マイルの貯め方・使い方、デルタのマイルを貯めやすいマイルカード等を紹介していきます。
デルタマイレージの特徴
デルタ航空のマイレージプログラムには、「マイルに有効期限がない」「マイルを自社便の特典航空券に交換した際の燃油サーチャージがかからない」等、様々なメリットがあります。
特典航空券の利用範囲も、JALやANAが「会員の2親等以内の家族」などに限定しているのに対し、デルタ航空では利用範囲に制限がなく、友人や知人と利用することが可能です。
また、20の航空会社からなる航空連合「スカイチーム」に所属しており、独自提携している航空会社と合わせて、計27の航空会社と路線やマイルを共有することができます。
マイルが貯まりやすいしくみが整っており、貯まったマイルを利用する際にも、提携路線が多く、燃油サーチャージなどの費用負担が少ない点が、デルタマイレージが支持を集める理由でしょう。
デルタマイレージの特徴
- マイルに有効期限がない
- 特典航空券(自社便)の燃油サーチャージが無料※提携航空会社は一部無料
- 提携航空会社が多い(32の航空会社と就航路線を共有)
- 特典航空券の利用範囲が広い(会員家族でなくても利用可)
- ボーナスマイルキャンペーンが豊富(ニッポン500マイルキャンペーンなど)
デルタのマイレージが向いているのはこんな人
デルタのマイレージが向いているのは、有効期限を気にせずじっくりとマイルを貯めたい人(JAL、ANAのマイル有効期限は3年間)や、旅行・出張などで国際線のフライト利用が多い人です。
また、友人や恋人との旅行にマイルを活用したい人も、日系の航空会社より、デルタ航空など外資系航空会社のマイレージが向いています。
- 国際線をメインで利用する
- マイルを無期限で貯めたい
- 貯めたマイルを恋人や友人と使いたい
デルタマイレージ~マイルの貯め方~
デルタのマイルを貯めるもっとも基本的な方法はフライト利用です。かつてはフライト区間によって獲得できるマイル数が決まりましたが、2015年1月からは運賃とスカイマイルの会員ランクに応じてマイルを付与。デルタ航空はもちろん、提携航空会社のフライト利用でもマイルを貯めることができます。
デルタは日本国内線を運航していないため、マイルを貯めることができるのは原則として国際線のみですが、現在実施している「ニッポン500マイルキャンペーン」を活用すれば、航空会社を問わず、すべての日本国内線で片道500マイルをもらえます。
また、デルタ航空がクレジットカード会社と提携発行するクレジットカード(マイルカード)を使うと、カード利用額100円ごとにデルタのマイルが1~3マイル貯まります。ショッピングだけでなく、税金や公共料金・家賃支払いなどもマイルカードにまとめることで、マイルの獲得スピードを格段に早めることができます。
その他、デルタ航空では、マイルの購入やプレゼント、スカイマイル会員同士のマイル移行などにも対応しており、マイルの特典を利用するのに「あと少しマイルが足りない…」という場合などに役立てることができます。
マイルの貯め方 | どれくらい貯まる? | |
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フライトの利用 | デルタ航空もしくはデルタ提携航空会社のフライトを利用 |
例:デルタ航空自社便の場合
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ニッポン500マイルキャンペーン(2019年3月31日まで) | 日本のすべての国内線(航空会社問わず)の航空チケットの半券をデルタ航空(日本支部)に送付 | 片道500マイル、往復1,000マイル |
提携クレジットカード(マイルカード)の利用 | ショッピングや公共料金の支払い等にマイルカードを利用 |
例:デルタ スカイマイル アメリカン・エキスプレス・カード
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マイルの購入・プレゼント・移行 |
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マイルをしっかり貯めるならマイルカードがおすすめ
本腰を入れてデルタのマイルを貯めるのであれば、デルタのマイルカードは必須アイテムです。フライト利用に加えて、カード利用でもマイルが貯まるうえ、フライト利用時や毎年のカード継続時には一定のボーナスマイルも加算されます。
デルタの上級会員(メダリオン)になるには、通常一定数のマイルやフライト区間をクリアする必要がありますが、一部のクレジットカードでは、あらかじめ上級会員資格が付帯しています。上級会員資格が付帯しているカードを選べば、フライト利用時には上級会員専用レートでマイルを獲得することが可能。さらに海外旅行保険や空港ラウンジ、上級会員資格など、カード会員ならではの特典も付帯。ほとんどのマイルカードは年会費が有料となりますが、特典航空券を目的にマイルを貯める人であれば、ほぼ確実に年会費以上のリターンを得ることができます。
- マイル無期限
- シルバーメダリオン資格付与
年会費 | 12,000円+消費税(初年度無料) |
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マイル |
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付帯保険 |
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その他の特典 |
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入会キャンペーン
期間中にキャンペーンページ経由でカードに入会し、利用条件を満たすと合計で30,000マイル獲得可能!
- マイル無期限
- ゴールドメダリオン資格付与
年会費 | 26,000円+消費税 |
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マイル |
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付帯保険 |
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その他の特典 |
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入会キャンペーン
キャンペーンページ経由でカードに入会し、利用条件を満たすと合計で33,000マイル獲得可能!
- 最安年会費のデルタカード
年会費 | 1,500円+消費税(初年度無料) |
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マイル |
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付帯保険 |
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その他の特典 | ー |
入会キャンペーン
期間中に新規でテイクオフカードに入会すると、最大8,500マイルプレゼント!
デルタマイレージ~マイルの使い方~
貯めたマイルの使い道でもっとも人気が高いのは特典航空券です。デルタ航空のマイレージでは、自社便のほか27の提携航空会社の往復航空券にマイルを交換することができます。
また、エコノミークラスからビジネスクラス、ビジネスクラスからファーストクラスへのアップグレードにもマイルを使うことができます。長時間のフライト時など、機上でのんびりすごしたい場合に、現金購入よりもお得にビジネスクラスやファーストクラスのサービスを体験できます。
なお、特典航空券に交換するほどマイルが貯まっていない場合や、希望の路線に特典航空券の空席がない場合は、「ペイ with マイル」を利用し、対象となる航空券の一部または全部をマイルで支払うことも可能です。
マイルの使い方 | 何マイルから利用できる? | |
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特典航空券への交換 | マイルを、デルタ航空+提携航空会社27社の無料往復航空券に交換できる | 15,000マイルから(日本-韓国間、セーバー)※ただしセーバーは座席数に限りがあるため、スタンダード(40,000マイル)からが現実的 |
アップグレード | 航空券の座席をエコノミークラス→ビジネスクラス、ビジネスクラス→ファーストクラス にアップグレード可能 | 片道5,000マイルから |
ペイ with マイル | 対象となるフライトの運賃の全額または一部をマイルで支払い可能。手数料無料。 現金部分はクレジットカード払い可能(※アメリカン・エキスプレスとの提携カードのみ) |
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- 特典航空券は、delta.com以外で発行すると手数料がかかる(25ドル)。予約変更はフライトの72 時間前まで可能。フライト日や便の変更にも手数料が発生する(最大150ドル)
いくら必要?特典航空券とアップグレードのマイル
特典航空券には、セーバー、スタンダード、ピークという3種類の必要マイル数が設定されています。日本-韓国間であれば、セーバーが15,000マイル、スタンダードが20,000マイル、ピークが60,000マイルと、それぞれ必要マイル数が異なります。
「セーバー」「スタンダード」「ピーク」は、予約状況と空席状況に応じてそのつど設定され、往路と復路では種類が異なることも多いため、希望する区間が往復で何マイル必要になるかは予約時になってみないとわかりません。セーバーは座席数に限りがあり、人気も高いため、多くの場合、必要マイル数は「セーバー往復」よりも多くなります。
なお、特典航空券は往復での予約&利用が原則ですが、2015年1月からはデルタのマイレージプログラムが改正され、片道での利用も可能となります。
アップグレードは特典航空券と異なり、片道での利用が基本です。往路・復路ともアップグレードをしたい場合は2倍のマイルが必要になるため注意しましょう。
セーバー | スタンダード | ピーク | |
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日本-韓国(アジア北部内) | 30,000 | 40,000 | 60,000 |
日本-ハワイ(ハワイ行き) | 55,000 | 90,000 | 130,000 |
日本-ニューヨーク(米国本土、アラスカ、カナダ行き) | 70,000 | 120,000 | 160,000 |
日本-パリ(ヨーロッパ行き) | 90,000 | ― | ― |
エコノミークラス正規運賃より | その他のエコノミークラス運賃およびビジネスクラス運賃より | |
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日本-韓国(アジア地域内) | 5,000 | 10,000 |
日本-ニューヨーク(米国 50 州、バミューダ、カナダ、カリブ、メキシコ ) | 12,500 | 25,000 |
日本-コロンビア(コロンビア、エクアドル、ペルー、ガイアナ、ベネズエラ) | 20,000 | 30,000 |
日本-コロンビア(アルゼンチン、ブラジル、チリ) | 20,000 | 30,000 |
特典航空券を予約するコツ
特典航空券は、シーズンや渡航先によって、人気が高く取りづらい場合があります。旅行日程が決まったらすぐにデルタのWebサイトにアクセスし、予約の可否を確認しましょう。最初のアクセス時に満席でも、後日キャンセルが出る可能性もあるため、こまめなチェックが欠かせません。
デルタの特典航空券は、デルタ航空の公式サイト(delta.com)経由で予約すれば手数料無料で発行できますが、電話や空港カウンターでの発券には25ドルがかかります。ただし、サイトが混み合ってアクセスできないような場合は、手数料を覚悟して電話で予約をするのも一つの方法です。
また、特典航空券は希望通りの日程に取れるとは限らないため、特典航空券の取れたタイミングで旅程を組むなど、ある程度柔軟な対応ができるようにしておくと良いでしょう。
特典航空券を予約する際のコツ
- まめにデルタ航空のWebサイトをチェックする
- 手数料を覚悟で電話予約する
- 特典航空券の日程に旅程を合わせる